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後世に残したい桜たち         
そして一本桜

葛城三千子 著

 

林屋晴三氏 東京国立博物館名誉館員
  西行法師が愛し、藤原定家が詠み、芭蕉が句にした桜は、いつしか群生してしまった「ソメイヨシノ」の陰となって、一部の識者以外話題にされることなく、各地でひっそりと静かに咲きつづけていた――それらを一本一本訪ね、滅び行く桜たちの記録を残したいと切望したのがこの本となった。

装幀:臼井新太郎
四六判並製本カバー・400ページ(オールカラー)

ISBN978-4-8421-0778-3 C0076
本体:2,700円 + 税
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内容
            
「ソメイヨシノ」は幕末に造られたクローン新種であり、古くから歌に詠じ、愛玩されてきた桜ではなかった!
西行法師が愛し、藤原定家が詠み、芭蕉が句にした桜は、各地でひっそり静かに咲きつづけているのです。
その、「ソメヨシノ」の陰になってしまった「桜」達も近年かなり衰弱しかかっています。
私たちに出来ることは、その「桜」の存在を後世に残すことです。
そのためにまず、全国のホンモノの一本桜を紹介します!

日本全国南から北へ「一本桜」の旅!

・30年を越える「さくらの旅」は走行距離にしてなんと60万キロ!

・「ソメイヨシノ」はクローン新種であり、種が作れず子孫を残せない桜だった!
  しかも、寿命が短く50年くらいで枯れてしまうのである!

・戦火に耐えたホンモノの「櫻」には樹齢1000年を超えるものもある!

・人生一度は観てみたい貴重な一本桜をカラー写真で掲載!

・全国の「一本桜」周辺の
 ホテル
 旅館
 レストラン
 ガイド付き!!

--歴史探索さくら旅--

   著者:葛城三千子は、三十代後半にさくら旅を始めて今日まで丸三十年(走行距離にして六十万キロにも及ぶ)――文字通りのさくら行脚です。
  ある意味で日本の歴史そのものの生き証人として、樹齢何百年はおろか、ときに千年を超すこれらの古木たちを前にして冥黙!
   本書は代々にわたって古木を支えてきてくれた地元の人々に対し、著者が深い畏敬の念をこめて書き残そうとしたさくら紀行です。
   今日の日本には滅びゆくものがたくさんある中で、「櫻」と言えば山桜であり、彼岸桜であり、枝垂れ桜だったのがいつしか幕末にクローンによって作り出された新種「ソメイヨシノ」の群生ばかり話題になってしまいました。
   しかも多くが昭和天皇の即位の時や、戦後すぐ復興のシンボルとして植樹されたもので、寿命が短く(50年くらい)また、種を作れないため、自分で子孫を残すことができないサクラなのです。
   都会のサクラは戦争で焼かれてしまったが、戦火とは無縁の静かな里にはたくさんの本物の「櫻」があります。
  そのサクラも近年になってかなり衰弱しかかっているのです。
   日本の全県にわたって、特に代表的な「櫻」を選んで、ここにカラー写真とともに集めたものです。
一度は訪ねてみたい
日本の五大桜

石戸の蒲桜(埼玉)
樹齢800年
(カバザクラ)

狩宿の下馬桜(静岡)
樹齢800年
(ヤマザクラ)

三春の滝桜(福島)
樹齢1000年
(ベニシダレザクラ)

根尾谷の淡墨桜(岐阜)
樹齢1500年
(エドヒガンザクラ)

山高神代桜(山梨)
樹齢2000年
(エドヒガンザクラ)